FusionPCBでプリント基板を作りました
はじめに
2年ぶりくらいにFusionPCBでプリント基板を作りました。
ちょうど3つ基板を設計していたので3つまとめて注文したのですが、短期間で非常に安く、かつ高品質な基板ができたので、紹介したいと思います。
3種のPCB、送料込みで27ドル(クーポン使用)
今回作ったのは、写真の3つの基板です。それぞれ10枚ずつ作りました。
注文は1/9、届いたのが1/22なので13日で注文から到着したことになります。
注文から製造完了まで、FusionPCBの注文履歴上で11日かかりましたが、その後出荷してから届くまでは2日でした。配送はDHLです。
気になるお値段ですが、手元にあった7ドルクーポンを使って送料込みで合計27ドルでした。3種類の基板をまとめて発注できたので、お得でした。
10枚ずつ作っているので、1枚あたり0.9ドル、約100円ですね。さらに左の基板はV-Cutで12枚まとめているので、1枚あたりは実質10円以下になります。めちゃめちゃ安いですね。
ちなみに、一種類ずつパックされて乾燥剤入りで届きます。
高品質なプリント基板
さて、これだけ安いと気になる品質ですが、これがとても良かったです。
2年くらい前に注文したときは、レジストのズレやシルクのかすれが結構気になったのですが、その後改善されたのか、レジストもシルクも非常にきれいでした。
気になっていた丸角基板やDCジャックの長穴も、きれーにできていました。
そして今回初めてやってみたV-Cutですが、これも完璧にできていました。
設計上パッドとの距離がギリギリで不安だったのですが、普通に手で割ることができました。
(ちなみに、V-Cut線とパッドの距離は最小0.4mmですが、これが0.45mmくらいで、デザインルール的にもギリギリです)
まとめ
FusionPCBで久々にプリント基板を注文し、とても高品質な基板を作ってもらうことができました。
近いうちに備忘録を兼ねてFusionPCBでのプリント基板の注文方法をはじめ、角丸基板の設計方法、長穴の入れ方、V-Cutの方法などをまとめておこうと思います。
最近はFusionPCBはPCBA(部品実装)も力を入れているみたいです。特に細かい部品が多かったりQFNみたいな手はんだが難しいパッケージを使ってる場合や、たくさん基板を作る必要があるときは使ってみたいと思います。
なんだかFusionPCBの回し者みたいな感じに記事になってしまいましたが、純粋な1利用者です。
さて、これから届いた基板のはんだ付けをしていきます。これからが本番。楽しみ楽しみ。