West Gate Laboratory

人生を少しでも,面白く便利にするモノづくり

オートロックマンション用不在時荷物受け取りシステム(仮)を作っていく

前回の記事で、如何に私が再配達が嫌いで、可能なことなら自動で不在時も荷物を受け取りたいかを述べた。

westgate-lab.hatenablog.com

宅配ボックスがあるマンションはそれを使える。なくても玄関まで配達員がたどり着ければOKIPPAのような簡易宅配ボックスを使って受け取ることができる。

しかしながら、我が家の問題は「オートロックマンション」であることだ。

オートロックによりセキュリティを高めているため、インターホン上の解錠ボタンを押さないと共同玄関は開かない。 よって不在時は配達員が玄関前にたどり着くことができない。玄関に簡易宅配ボックスを設置しても入れられない。

この課題を何らか解決したい。そのシステムを「オートロックマンション用不在時荷物受け取りシステム(以下、不在時受取システム)」とする。

以下のコンセプトを考えた。

不在時受取システム コンセプト1

  1. インターホン音を検知する
  2. インターホンモニタに映る画像を撮影し、スマホに通知する
  3. ユーザはスマホを確認、画像を見て判断の上スマホからデバイスへ解錠コマンドを送る
  4. 解錠コマンドを受け取ったデバイスは解錠ボタンを押す
  5. 共同玄関が開き、配達員が玄関にたどり着く
  6. OKIPPAで受取

→配達員がインターホンを押してから不在票を入れるまで10~20秒くらい?だと考えられるため、 検知、通知、判断、コマンドまでを短時間で処理できることが重要。

不在時受取システム コンセプト2

  1. インターホン音を検知する
  2. インターホンモニタに映る画像を撮影する
  3. バイスが画像から自動で宅配業者か否かを判断する
  4. バイスが解錠ボタンを押す

ディープラーニングとか使えば今どきだけどデータを集めるのが面倒そう。

いろいろ考えた末、コンセプト1でまずは作ってみることに決定。

素材集め

作るとなったら素材集めである。今回使った素材は以下の通り。

Raspberry Pi 3B+をメインボードとした。

インターホンのモニタを移したり音を検知するのにはウェブカメラを使用。家に転がっていたもの。

マイクロサーボ SG92R (1個)

マイクロサーボ SG92R (1個)

  • メディア: おもちゃ&ホビー

インターホンの解錠ボタンを押すのにサーボモータを使用。

とりあえずこいつらを全部つなぐ。

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インターホン横の壁にRapberryPiを吊り下げ・・・

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ウェブカメラとサーボモータを接続する。

ウェブカメラはUSBで直接可能。サーボモータも信号はただのPWMなのでラズパイに直接つなげるが、電源はラズパイから取ると電力が足りなくなるため、別途サーボモータ用にACアダプタを用意して供給した。その際ラズパイとACアダプタのGNDをあわせることに注意。

これで役者は揃った。これからソフトウェアを作っていく。