オートロックマンション用不在時荷物受け取りシステム(仮)を作っていく
前回の記事で、如何に私が再配達が嫌いで、可能なことなら自動で不在時も荷物を受け取りたいかを述べた。
宅配ボックスがあるマンションはそれを使える。なくても玄関まで配達員がたどり着ければOKIPPAのような簡易宅配ボックスを使って受け取ることができる。
しかしながら、我が家の問題は「オートロックマンション」であることだ。
オートロックによりセキュリティを高めているため、インターホン上の解錠ボタンを押さないと共同玄関は開かない。 よって不在時は配達員が玄関前にたどり着くことができない。玄関に簡易宅配ボックスを設置しても入れられない。
この課題を何らか解決したい。そのシステムを「オートロックマンション用不在時荷物受け取りシステム(以下、不在時受取システム)」とする。
以下のコンセプトを考えた。
不在時受取システム コンセプト1
- インターホン音を検知する
- インターホンモニタに映る画像を撮影し、スマホに通知する
- ユーザはスマホを確認、画像を見て判断の上スマホからデバイスへ解錠コマンドを送る
- 解錠コマンドを受け取ったデバイスは解錠ボタンを押す
- 共同玄関が開き、配達員が玄関にたどり着く
- OKIPPAで受取
→配達員がインターホンを押してから不在票を入れるまで10~20秒くらい?だと考えられるため、 検知、通知、判断、コマンドまでを短時間で処理できることが重要。
不在時受取システム コンセプト2
→ディープラーニングとか使えば今どきだけどデータを集めるのが面倒そう。
いろいろ考えた末、コンセプト1でまずは作ってみることに決定。
素材集め
作るとなったら素材集めである。今回使った素材は以下の通り。
RSコンポーネントRaspberry Pi 3 B +マザーボード
- メディア: Personal Computers
Raspberry Pi 3B+をメインボードとした。
ロジクール ウェブカメラ C270n ブラック HD 720P ウェブカム ストリーミング 小型 シンプル設計 国内正規品 2年間メーカー保証
- 発売日: 2019/04/25
- メディア: Personal Computers
インターホンのモニタを移したり音を検知するのにはウェブカメラを使用。家に転がっていたもの。
インターホンの解錠ボタンを押すのにサーボモータを使用。
とりあえずこいつらを全部つなぐ。
インターホン横の壁にRapberryPiを吊り下げ・・・
ウェブカメラとサーボモータを接続する。
ウェブカメラはUSBで直接可能。サーボモータも信号はただのPWMなのでラズパイに直接つなげるが、電源はラズパイから取ると電力が足りなくなるため、別途サーボモータ用にACアダプタを用意して供給した。その際ラズパイとACアダプタのGNDをあわせることに注意。
これで役者は揃った。これからソフトウェアを作っていく。